なんでも許すのは大間違い。ちょっとした引っ掛かりを放置すると惰性で関係が成り立ってしまう話。

先日からうちの同居人くん、
仕事場が変わり、通勤時間が往復3時間となり
疲れ果てて、ずいぶんと活きが悪く(笑)なっている。

土日に休むので月曜は元気で
水曜日くらいからしなびてきて
金曜日にはかなり萎れてしまっている。

という現象が繰り返されている。

そのため引っ越しをすることにしたけれど
それまではどうにもならないわけで
引き続き活きが悪い状態が続いている。

 

そんな状態だからか、
コミュニケーションコストを
無意識のうちに削減しようとしているようで
うちに帰ってきても口数が少ない。

 

本人が喋りたいことがあるときは
ぐわぁーーーーっと喋るが
私が話したいことには反応がとても薄い。

 

先日こんなやり取りをした。

 

「最近さぁ、話の続きがあるのかないのか、分からない受け答えがけっこう多いんだけど自覚してやってる?」

「どゆこと?」

「今まさに。
さっきの『いや、まぁ・・・』の続きってあるの?ないの?話終わってるのか続きがあるのか分からんわ。」

「・・・」

「察してっていうのはおいらは理解する気がないから。空気読んでとかは受け付けるつもりがない。読めてるけどそれをする気がない。
 (関係ないYou Tubeを検索してる時点で話の続きがないことは分かっている)」

「んー・・・そのつもりはないけど」

「そのつもりないなら尚更だわ。おいらは合理主義だし、成立しない会話する関係なんてゴメンだわ。」

「いや、さっきの話については、そんな中身のある話がないからってだけで。。 うーん。」

「えっとそれは、内容のある話しかおいらとはしないってこと?じゃあ用事があるときだけ話せばいいってことになんない?日常のどーでもいいこととか共有する必要ないの?」

「そーゆーわけじゃない。そんなことない。ただ・・・」

 

そう、やたらと口ごもる。

 

これは、
嘘はつかないけど
隠し事はしてる。
言わないだけ。

という状況。

 

同居人くんは過去に
「俺は嘘はつかない、言ってないことがあるだけ」と
宣ったことが有る。

隠し事しようとして口ごもってるの
バレてんぞ、というのは言わずにおいてあげた。

 

おそらくは、
適当な受け答えをするようになったのは
何を喋って何を隠すかの
取捨選択に時間がかかって黙っていても

その時間を私が待てるため
流してもなんとかなるのじゃないかと
思うようになったため。

 

分かっているけど流してあげていることが
最近多かった。

目に見えて萎れているところに
さらに負荷をかけられてもOKと思えるほど
マッチョな中身じゃないから。

多めに見ていてあげていた。

 

とはいえ、最近の適当感は度を越している。

 

今回のやり取りは、敢えて持ち出した話。
流すことも出来るけど、流してはいけないと判断した。

ここを流してしまうと
良くも悪くも関係の緊張感がなくなり
良くも悪くも、本当に家族のような関係になり
良くも悪くも、惰性で関係を続けるようになるから。

 

さて、このやり取りをした結果、どうなったか。

 

同居人くんが意識してかどうかは不明だが
口数が少なかったところも
ちゃんと会話が行われるようになった。

 

けっきょく
どんな関係であれ、舐められたら終わり。

これくらい手を抜いてもOKかな?
と探り合うのはあってもいいだろう。

しかし、なんでも許されると思ったら大間違い。
親しき仲にも礼儀あり、なのである。

 

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