女は理由を知りたがる
「理由」の対義語は「結論」です。
男は原因を知りたがる
「原因」の対義語は「結果」です。
例えば、男女の違いで有名なところで、
メール・メッセージ問題があります。
返信がこない、既読スルー、などです。
女性はマメにメッセージを入れられるのに、
男性は返してこない、とか
彼スタートでメッセージがこない、とかです。
女性はその「理由」を知りたがります。
理由に対する結論は
「返信する必要がない(と、判断した)」
「どう返したらいいか分からない」
「忙しい(もっと優先すべきことがある)」
などです。
女性はそう聞くと
「意味がわからない」
「いやいや、反応くらいできるでしょ」
「私は蚊帳の外なのか・・・」
などなど、そう感じます。
理由を重んじる女性が聞きたい・知りたいのは、
感情的に、自分がどれだけ相手にとって大切か、なのですね。
なので、メール・メッセージ問題で躓く女性は
相手からの返信の数の多さで、彼の愛情を測りますし、
その数がイコール、自分への愛情の目安になっています。
別の言い方をすれば、メール・メッセージはすなわち
関係性・絆を深めるためにしていることで、
放置されると、相手にとって
自分はなんの価値があるのか?と不安になるわけです。
一方、原因を知り解決を重要視するのが男性。
そもそもメール・メッセージをなんのために使うのか、
その目的が違います。
連絡手段や情報伝達のひとつとして
メール・メッセージがあるだけです。
特別な意味や意図はそこになくて、
機能のひとつ、道具のひとつです。
関係性や絆を深めるための方法は
直接会うことや、
直接話すことでするもの。
連絡を取り続ける、会うことそのものが
関係があるんだと、あなたは特別だという表現だったりする。
原因や解決を重んじる人は
理由を大事にしないわけではないですが、
理由を明確に表現することを大事だと考えていません。
この場合の理由は、
個人の感情や個人的な根拠についてを指すからです。
かといって、理由がないわけでもありません。
でも、理由を聞き出すことは、
相手にとって負荷をかけるということですから、
イヤがられることが多いでしょう。
理由(と結論)を知りたい女性は、
原因(と解決)を求めた方が、
状況の改善につながることが多いです。
相手に合わせないといけないの?と
ムッと来るかもしれませんが、
原因と解決は、目に見える範囲のことで
対応できるものがほとんどです。
理由という目に見えない部分をどうにかするより
目に見える範囲のことは客観的に対処をしやすいので、
長い目で見れば、良い状況になります。
ただ、女性はどうしても、
原因に対する解決法を創る、
間をつなぐプロセスを創ることは苦手なので、
一人で悶々とするよりも、
解決する方法論を持っている人に協力してもらうのが
一番賢いやり方ですよ、ということです。